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白鳳の仏像

上野に「運慶」を見に行きましたが、特別展は毎度のことながら撮影禁止。
運慶さんが活躍されたのは1170年台から1220年頃ですが、それよりもずっと以前、仏教が日本に伝わったのは6世紀の半ば。
して7-8世紀の作と見られる小さな白鳳仏(四十八体仏・金銅)を法隆寺宝物館(/東博)へ足をのばし拝見。(11/1)



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東京国立博物館(東博)特別展「運慶」で一番驚いたのは、”運慶風の展開”コーナー(運慶の息子と周辺の仏師による仏像)で、小さな四天王立像を見たとき所蔵が「海住山寺」となっていた。
45年前の夏休み、JRの最寄り駅から里を歩きだし、そのうちに雨に削られた幾筋もの水みちのある道を上り出した。
何回かつづら折れる道は一向に目標の寺は見えない。炎天下、Tシャツを脱ぎ、裸になって上った道は一時間ほどで寺に届いた。
山のてっぺんにある海住山寺(かいじゅうせんじ)は当時ユースホステルに登録されていて、本堂に皆で雑魚寝で宿泊する。
夜、闇の遠くに稲光で照らされた京都の山並みが見えた。そんな里からも隔離された寺でした。
そんな夜、住職(ペアレント)から受けた説明は、国宝である五重塔は覚えているが、四天王立像は無かったと思う。
自分の記憶の確証を求め、検索を重ねると、どうやら四天王立像は1997年に重要文化財に指定された様子、納得。
もうひとつ覚えている住職の注意は「山の上で水は貴重なもの、風呂は浸かるだけにせよ、頭は洗うな」ということでした。
そんな海住山寺、東博のショップで現在の海住山寺を写した写真集を見ました。随分と境内は整備された様子。
わたしが上った道は舗装がされているようですし、駐車場もある。
「立派なお寺になったな」一言、ごった返したショップの中で細に呟きました。

それから、わたし、、、頭洗いました。申し訳なしm(__)m



 東京国立博物館・法隆寺宝物館/α7m2



by silvergray2 | 2017-11-11 16:33 | 時代

silvergray の ブログ第二巻目 智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ。真にその通りな人の世を渡っています。

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