2017年 03月 19日
春彼岸
春の彼岸、墓参り。
わが家の墓前から始まり同じ墓地の親戚縁者のお墓に参り線香を手向ける。
以前は時にして小学校の恩師I先生のところへも参った。
今回もそんな調子で、ふと頭によぎり、そうだ寄っていこうと。
私が一番良くしてもらった先生、好きだった先生で小学3・4年生のときの担任がI先生。
ふざけても、何しても、好意をもって見ていてくれた。私の成績もこの頃が一番良かった。
子供心にも贔屓されていると思ったのがこの先生だ。
亡くなったのは十年いやもうちょっと前だったかも知れない。
線香を持って墓前に立ち、線香の受け皿を見ると、線香の灰の中にタバコのフィルターがひとつ残っていた。
おや、、、
そうだ、先生には私より一歳下の息子さんがいたのだ。
しかし、不幸にも先生より早く、然も若くして冥途に旅立った。
そんな彼に過っての同級生だろう、線香の代わりに一本のタバコを吹かし置いていってくれたのだ。
彼の子供の頃の顔を思い出した。
合掌
by silvergray2
| 2017-03-19 18:00
| 世間